風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

「自分を大切にする」ことについて

朝5時起床。昨日のラインの内容を思い出して死にたくなる。今日は公募書類を書く予定だが、どうなるかな。書けるといいな。

「ほめること」について。元妻に「自分を大切に」と言われ続けていたが、これはさっぱり意味が分からない助言のひとつである。自虐的な性向があるのは認めるが、ある意味では、周囲へのサービスのつもりで「こんなヘマしちゃってさあ」と笑ってもらいたいだけ(が、そういうジョークは、さっぱり面白くないらしくて、怒りを買ってばかりなのだが)。じゃあ、本当は自分のことをどう思っているのかと言えば、これがさっぱり分からない。あくまで一般論だが、大学教員というのは、それなりのステータスがあり「教授でござい」という人たちもいっぱいいる。僕はむしろそういうのに反感を覚えていて、なるべくルールには従わずに来て、結局「社会人失格」みたいなことになってしまった。「ある程度」は世間に寄り添わなくてはいけなかったのかな、とは思っている(後悔はしていないけど)。

話はずれたが「自分を大切に」である。いままでの経験やなんやかんやの影響で、心の底に破滅願望があるのは間違いない。だけど、野垂れ死にするのは嫌で、出来れば幸せに暮らしたい、という間で、いつも揺れ動いてるし、引き裂かれている。「自己評価が低い」と言われるのもそうである。でも、謙遜でもなんでもなくて、自分はたいしたことのない人間だと思っている。なんだったら標準以下で、もしかしたら最低に近いかも知れない。だからって自暴自棄になって、周囲に迷惑をかけることが罪深いことは、よく分かっている。死ぬんだったら、さっさと1人で死ね、である。

なにかの本で読んだが、「反省」することは大切だけど、あまり自分を責めている人はまず「ほめる」ことから始めるとよいらしい。ふうん、とは思うけど、なにをほめたらいいんだろう? 生きていること? 勉強していること? 働いていること? そんなのみんな普通にやってることだ。特別なことじゃない。ただ、そうやって「自分が嫌い」なまま生きてるのは、とても苦しいことだし、「痛々しく」見えるのは分かっている。たぶん、あまりにも1人でいすぎたせいで、人に嫌われてしまうのが、とても怖くなっているんだろう。「あ、やっぱり不快ですよね。僕もそう思ってますから」という風に、防御壁を張っているのだろう。どうしてだろう、あんなに親に「ほめられて」育ったのに、自分のことをほめられないなんて。

まあ、とりあえず「自分がしたいこと」をすることから始めてみようか。シャワー浴びて、郵便局に行ってお金下ろして、喫茶店で休憩して、髪なんかも切っちゃうもんね(ユニコーン風に)。

途中までは計画通りだったが、マンションの一階にある美容室で「カット、お願い出来ますか?」と聞いてみたら、「え~と、ずっといっぱいで。いちばん早くて、金曜日になりますけど」って、え。そんなに繁盛しているようにも見えないので、1日に1人とかしかお客さんを取っていないのだろう。1000円カットにしようかと思ったけど、出直すのも面倒だし、お馴染みになっておけば、これから楽になるだろうと予約することに。

部屋に戻ったら、なんか雰囲気が違う。表現しにくいが、浄化されたとでもいう感じだろうか。たぶん、気のせいだとは思うが、きれいに住むのはいいことなので、掃除なんかしてしまう。

いま調べたら、初版は1992年。ってことは、20歳か。うわ。当然ながらなにもかも忘れていたので、楽しんで読んだ。あ、原作は一色伸幸だ。またしても、うつつながり。山本直樹への思いが再燃したので、アマゾンで注文しまくる。『レッド』はどうしようかな。さすがにやり過ぎだろうか。

今月の電気料金、2317円。なんでこんなに安いんだろう。電気会社には苦い思い出があって、もう時効だと思うので書くが、非常勤の公募に出している時(つまり去年か、全然、時効じゃないな)、電気料金を滞納して電気を止められたことがあった。そんな経験がある人はあまりいないと思うが、電気が使えないというのは、かなりキツイものがある。当たり前だが、夜になると真っ暗闇で、なにがどこにあるかも分からない(仕方がないので、100円ショップで電池で光るランプを買った)。携帯の充電も出来ない。いちばん困ったのは、パソコンが使えなくて、応募書類が書けないことである。締め切りは明日、というような状況になって、アパートの前にあった自動販売機のコンセントを借りた(というより盗んだ)。ノートパソコンじゃなかったので、デスクトップを往復して運んで。何回かそういうことを繰り返してるうちに、とうとう持ち主のおじいさんに見つかった。もちろん、めちゃくちゃに怒られた。その上、充電していた状態で放置していた携帯を交番に届けた(誰のものか分からなかったので)と言われたので、雨の中てくてく取りに行った。「これは電気泥棒ですからね」と、こんこんと説教された。どうしてそこまでお金がなかったのかはいずれ書くが、その時にくらべたら、いまは天国みたいなものである。

市役所の生活自立支援課から電話。例の住宅確保給付金だが、やはり給与明細と傷病手当の証明書が必要とのこと。前者は問題ないが、後者は「けっこうもらってるじゃないですか」と言われそうなので、あきらめるしかないかな。

ちょっとうとうと。気持ちのよいまどろみ。

NTTからも請求書。2万いくら。あ、工事費が入ってるのか。これは払わないとしょうがないな。

このまま眠ってしまいたいが、19時以降に電話してくれ、と校長から連絡があったので我慢。

んで、「自分を大切にする」ことについてだが、ネットで調べてみても、なんかしっくりこない。間違っているかも知れないが、「自分を自分で評価してあげましょうね」ということらしい。しかし、である。評価というのは、やはり他者「も」必要なんじゃないだろうか。根拠のない自信で「俺はえらい」と言ってるのは、ただのバカである。本当にひとりぼっちで(孤独という言葉は嫌いだから使わない)、誰とも話をしない日がほとんどの人間が、自分を評価してもそれって自分を慰めているだけじゃないのか? 「俺はこのままでは終わらないぜ!」とか叫んでいる若者は幸せである。少なくとも「すごい、頑張って!」と肯定してくれる同棲相手がいるからだ。だから、元妻が「自分を大切にしてください。自分を大切に出来ない人は、他の人も大切に出来ません」と書いていたのは、自殺したりするなよ、とか、家族に迷惑をかけるなよ、といった意味の発言としか思えないのだが、これはひねくれた考え方なのだろうか。これは悪口ではなくて、どうしてこういう風に思うようになったのかも、理由のないことではないので、それもまたいずれ。

半分、眠りながら公募の書類。なんで英語の非常勤に主要論文の要旨が必要なんだよ。おまけに記入サンプルはもろ理系だし。あんまり期待持てそうにないな(あ、いかん。ポジティブ、ポジティブ)。

しかし、肩の凝りが取れないなあ。もう何ヶ月だ? もうこうなると、霊障としか思えないのだが。

腹も減ったし、銭湯にも行きたかったが、電話が終わるまで待機。

今後の打ち合わせ。来月から対面授業(双方向Web授業と並行するらしい)が再開されるかも知れないので、研修のスケジュールと模擬授業の日程調整。やれやれ、ようやく仕事が始まるのか。

めんどくさかったので、セブンイレブンで適当に済ませたが、眠るタイミングを逃してしまって、薬を飲んでも、なんかいや~な感じになって、どんどん落ちる。おかしいな、今日はバイナリーも勝って、しばらく生活の心配をしなくてよくなったはずなんだが。やっぱり元妻のこととか、いろいろ思い出したからかな。誰かこの部屋から連れ出してくれんかな、などと考えてみたり。

いや、大丈夫、寝たら治る。何も考えるな、俺。