風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

常に偉大な東海林さだお

環境整備で朝から草刈り3時間。黒のジャージで参加して暑さ倍増。
誰だってズルしたい! ショージ君の旅行鞄―東海林さだお自選 (文春文庫) ショージ君の漫画文学全集110選
ぐったりして、東海林さだお「誰だってズルしたい!」。昨年から自選集が発売されたりして、再評価の機運が高まっている東海林さだお。それに自分でも気づいてて、嬉しがってるところも潔くてよい。それにしても「ズル」って・・・小学生か。
「ところが、世の中には説明のつかないズルもあるのだ。どうもズルらしいのだが、はっきりズルだと指摘できないズル。どうもあやしいのだが、じゃあどこがズルだかはっきり言ってみろ、と言われると言えないズル」
というような文章を読んでると、なんだかくらくらしてくる。「ズル」は、太宰治の「ワザワザ」に匹敵するフレーズとして、しばらく頭から離れそうにない。