風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

自転車は楽し

自転車を買ったので、帰ってから用もないのに近所をうろちょろ。お供は、ipodに入れたLemony Sniket"Slippery Slope"の朗読(オーディオブック)。そんなまでして英語を聴かなくてもという気はするが、音楽だとついつい音を大きくしてしまうかと思ったので。…

古本とミステリ

古書の世界とミステリの相性のよさは、紀田順一郎の名作やジョン・ダニングの「死の蔵書」でも証明済み。大抵が稀覯本や希少本をめぐって犯罪が起こるのだが、それがどれだけ貴重なものであり、愛好家にとっては動機になりうるか、という蘊蓄が傾けられ、読…

貸したくない本

絵本のアンソロジー"The 20th Century Children's Book Treasury"44編が収録されていて(しかもカラー)この値段。ちょっとデカいし重いので、持ち運びには適しませんが、寝る前にパラパラやるだけでも楽しい。 こんなの日本でも出ないものか。ちょっと簡…

カバはほんとは恐ろしい動物らしい

だんだん英語と関係なくなってきたので、気を取り直して絵本の紹介。 James Marshallの"George and Martha"シリーズ。全部で7冊。 英語はかなり簡単。イラストもいいので、自分で買っても損はしないでしょう。 なにから読んだらいいのか分からないという人…

今度はネズミか、ダレン・シャン

それにしても暑い。今日は岡山でTOEIC受験。やはり課題は集中力。帰りの紀伊国屋でDarren Shanの"Lord Loss"を手に入れる。(買ったのはペーパーバック版)まだ最初しか読んでないが、前作よりもグロくしたいのは分かる。 ちょっと寝て目が覚めたらPRIDEやっ…

いつかバーに行く私

ひさしぶりの休日。東直己「酔っぱらいは二度ベルを鳴らす」と、森巣博「極楽カシノ」を代わる代わる読みながらうとうとする。至福。なんでこんなに飲み歩いたり身を持ち崩したりする話が好きなのか。代償行為なんだろうな。ほんとは一人で飲みに行ったこと…

探偵あれこれ(少年編その3)

Marjorie WeinmanのNate the Greatシリーズ。今までに紹介した少年探偵の中では、一番短くて読みやすい。主人公Nateは、なりきりハードボイルド探偵。「ギムレットには早すぎる」ので、パンケーキを食べて事件を解決する。4匹の黒猫と暮らすRosamondがゴス…

探偵あれこれ(少年編その2)

新しい本を読む時間がないので、しつこく続けます。昨日のEncyclopedia Brownと同い年のTomが活躍するJohn D. FitzgeraldのThe Great Brainシリーズ。こちらは主人公の成長物語のニュアンスが強いので、トム・ソーヤーとかハックルベリー・フィンがお好きな…

探偵あれこれ(少年編その1)

昨日の続き。10歳の天才少年Brownが活躍するEncyclopedia Brownシリーズ。1話1話はとても短いが、必ず「読者への挑戦」で終わるところは本格派。巻末に答えがついているが、脱力するような謎であることもしばしば。そういえば、お父さんは警察署長で、難…

探偵あれこれ(どうぶつ編)

最初の読書体験としてホームズやルパンを挙げる人は少なくないが、いきなり英語で読もうとすると挫折する可能性が大。まずは子供向けのミステリーで語彙を増やしていくのはどうでしょう。今回ご紹介するのは、Cynthia RylantのThe High-Rise Private Eyesシ…

サムデイだが、アンジェリーナではない

これも『マチルダ』と同じく、頭がよすぎちゃう子がひどい目に遭う話。これが読んでて結構つらい。すぐ同級生に"Freak!"とか言われちゃうし、先生はプライド傷つけられてキレちゃうし、父親は「なんで俺からこんな天才が生まれたんだろう」と悩む。子供の頃…

チョコレート工場の秘密

今日は明るめで。9月には映画公開も控えているロアルド・ダールの『チョコレート工場の秘密』(ジョニー・デップがウィリー・ワンカって大丈夫なんでしょうか)。貧乏な主人公チャーリーが、チョコレート工場見学の切符を手に入れるところまでは普通のおと…

これで打ち止め

昨日寝る前に中島らもの『牢屋でやせるダイエット』で何度目かの追悼。これでもう読み残しはなくなってしまった(たぶん)。『心が雨漏りする日』もそうだけど、晩年(!)のものは読後感があまりよくない。タイトルにもいまいちキレが感じられない(痩せて…

ダレン・シャンの新作

スゴ録が壊れてしまったので修理に出す。ついでに本の学校でこんなものも買った。英語版「ぐりとぐら」。随分前から値段が高いのでどうしようか迷っていたが、朗読CDもついてたからまあお得かな。ちゃんと読むのは幼稚園の時以来。2人が作るのはホットケ…

そういえば、幽体離脱ってあんまり言わなくなった

とりあえず最近読んだものから。Dan Greenburgのthe Zack Filesシリーズ。Zack少年が友達と一緒に幽体離脱を体験したり、代打教師が狼女だったり、2000年問題ならぬ1000年問題について調べていたら中世にタイムスリップしたり、といった内容。イラストはあま…