風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

モデル募集中

ワークステーション、授業。途中でプリントを研究室に忘れたことに気づき、軽妙なトークでごまかそうとした無理だった(結局走って取りに帰った)。 武藤安隆「図解雑学 催眠」。第2章「催眠の歴史」がコンパクトにまとめられていて便利。後は実際に催眠術…

うちの近所では、グリコ・チョコレート・パイナップル

巡業、もとい非常勤。「すれ違い列車の待ち合わせのため」ちょいちょい止まる特急で2時間半。何度でも言うが、それのどこが特急なんだ。 大槻ケンヂ「グミ・チョコレート・パイン パイン編」。これも長いことかかったなあ、と思いながら読んでいたら、途中…

秘密兵器は小池栄子か

医学部。気がついてみれば残り3週。あわててペースをあげる。 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会「新日、K-1、PRIDE☆タブー大全」。試合は見ないくせに、こんなんばっかり読んでます。要はあれだ、石井館長が逮捕されて格闘技界がわちゃくちゃになったと。…

愛しのアイリーン

ようやく自己評価報告書を提出。この努力も込みで評価して。お願い。 新井英樹「愛しのアイリーン」。愛蔵版をブックオフでゲット(とか言ってみる)。以前より身につまされる箇所が増えたとはいえ、やっぱり変化球だな、こりゃ。

馬鹿まるだし

昼過ぎに起き出して、のそのそと仕事。 「馬鹿まるだし」。「無法松の一生」がモチーフ。義理と人情がなにより好物のハナ肇が、まわりに持ち上げられてヤクザの親分になってしまう。原作は阿佐田哲也の師匠藤原審爾。最後にナレーションのあの人が出演するサ…

失敗逆療法

組合リクリエーションで玉造温泉。やけくそで露天風呂にも入ったら、また気分が悪くなった。 田中誠「実録!関東昭和軍 1 (1)」。待望の新作。今回は高校野球が舞台だが、シゴキと体罰に耐えるところからスタートというのは「ギャンブルレーサー」と変わらな…

濫読王

授業、授業、早退。 宮崎哲弥「1冊で1000冊読めるスーパー・ブックガイド」。すぐ政治家と密談したり、インチキくさい大阪弁になったりするけど、ひそかに尊敬しています。

勤労感謝の日

同僚の先生のお宅にお呼ばれ。アロママッサージまでしていただき恐縮至極。 「ハナ肇の一発大冒険」。今回は若干年食ったハナ肇。真面目一筋の肉屋の親父が何者かに追われているらしい倍賞千恵子と日本アルプスを越えて富山を目指す。最後に「もういいのかよ…

花嫁の父

授業準備。印刷が終わった後でミス発見。はあ。 ひさびさに"The Simpsons"#618-621。スプリングフィールド映画祭が開催、アルコール依存症の悲しみを描いたバーニーの"Pukahontas"が泣ける"A Star is Burns"、ルネッサンスフェアで自分の将来を占ってもらう…

うらなり

医学部。 小林信彦「うらなり」。「坊ちゃん」をうらなりの視点から語り直したもの。この手の続編や歴史改変ものでは、『大いなる遺産』のピップは実はホモセクシュアルだったとか大胆な解釈を加えるのが流行だが、こちらはいたって原作に忠実な作り。それだ…

死人にかんかんのう

帰宅。療養。しつこい風邪だ、まったく。 「喜劇・一発大必勝」。例によって乱暴者のハナ肇。ふむふむ、「らくだ」だな、谷啓が酔っぱらって強くなるに違いない、と期待していたら話はあらぬ方向に。そんな話じゃなかったじゃんよ。メモ。「死人にかんかんの…

後ろ傷

どうも風邪がぶりかえしたようで家で療養。 東直己「後ろ傷」。「ハーフボイルド」シリーズ第2弾。北大受験に失敗して自棄を起こした主人公松井省吾は、北海道で最も「偏差値の低い」私立大学、道央学院国際グローバル大学(通称・グロ大)に入学している。こ…

そして神戸

神戸で学会。アクセスが悪く電鉄に揺られて2時間。神戸女学院のハイソな雰囲気に圧倒されながら(ついでに坂道で息を切らせながら)、午後のシンポジウムから参加。御大の「若い人へのお願い」に、「そこまでやらんといかんのか」と頭を壁に打ちつけたいよ…

ぼくはくま

授業、授業。 「みんなのうた」の宇多田ヒカル「ぼくはくま」が耳に残って離れない。ママ、くま、くま〜♪ ついでに最近の愛聴盤、クラムボン「LOVER ALBUM」。アレンジもよいがなにより選曲がよい。特に5-8のシークエンスは涙なくして聴けない。

ヒストリエ

引き続き風邪。ワークステーション、授業。中間試験だったので助かった。 こういう時のためにとっておいた(たぶん線引きがよくわからないだろうが)岩明均「ヒストリエ」。アレクサンドロス大王の側近エウメネスの生涯、といってもまだ3巻。少年時代の回想…

春はまだか

授業準備。帰宅した途端に猛烈な寒気。39度の熱。 油来亀造「春が来た!」をがくがく震えながら。さりげなく(でもないか)山口瞳の悪口が書いてある表題作や、競馬が記憶のスポーツなんだということがよく分かる「始まりの時」など、学生時代から何度となく…

吹けば飛ぶよな男だが

医学部。テキストに「あなたが観た最もロマンティックな映画は」という設問があったので、アンケートをとったところ、「24」という回答が。見てないけど、そうなのか? 「吹けば飛ぶよな男だが」。なべおさみといえば、この作品か替え玉受験かというくらい…

なつかしい風来坊

一体なにをしていたのか。 「なつかしい風来坊」。粗野でがさつなハナ肇とインテリ公務員(厚生省の役人で医師免許を持っている)有島一郎の心の交流。倍賞千恵子とのデートの顛末は「んなアホな」だが、ラストはめでたしめでたし。こんなおっちゃん、実家の…

世界最強

熱は下がったが、腰がだるくて起きられず。 伯方雪日「誰もわたしを倒せない」。プロレスと本格ミステリというありそうでなかった組み合わせ。せいぜい桐野夏生「ファイアボール・ブルース」、不知火京介「マッチメイク」くらいか。プロレスに限らず、野球ミ…

The Melancholy Death of Oyster Boy

やっぱり風邪でした。げほげほ。 Tim Burton"The Melancholy Death of Oyster Boy"。ティム・バートンの絵本というか短編集というか。例によって痛い話が多いが、中でも"Voodoo Girl"がいちばんグッときた。ゴスロリ好きな人にプレゼントすればイチコロだ。

クラプトンといえば

授業、授業、ワークステーション、ワークステーション。熱でだるいが、合間に自己評価報告書。もう待ったなし。 ある学生との会話。 「先生、エリック・クラプトンってご存知ですか」 「「レイラ」やろ? ちゃらららららら〜♪」 「いや、確か作曲家ですよ」 …

ボーイズ・オン・ザ・ラン

ワークステーション、授業。 花沢健吾「ボーイズ・オン・ザ・ラン」。愛する者のためにサラリーマンが喧嘩するマンガ。オーソドックスなつくりで、とにかくひっぱるひっぱる。賭けてもいいが、この後いっぺん青山に負けて(ちはるが作戦をバラして)、あのボ…

忘れた頃にやってくる

授業準備。風太の誕生日なので、カツオのタタキでお祝い。 夢枕獏「新・魔獣狩り〈10〉空海編」。最近では2年に1冊のペースなので、もう登場人物が誰が誰やら。かといっていちいち読み返すほどでもないので、完結したらまたあらためて。分冊出版ってこんな感…

手袋になりたい

医学部。たとえ上手なシェイクスピアを「たとえ警視」にたとえてみたが分かってもらえなかった。 横山秀夫「真相」。人に知られたくない秘密を抱える登場人物、ああ自分じゃなくてよかったと胸をなで下ろすカタルシス。

Are you a local?

ちょっとだけ勉強。 「リーグ・オブ・ジェントルマン 奇人同盟! first series vol.2」。断片的なスケッチが交錯し、出会うはずのない登場人物が出会い、そして恐怖の(?)結末へ。 amazonの紹介に"Monty Python meets Twin Peaks"という文句があったが、な…

世界は俺のもの

休息。夕食にダイナーみたいなところでタコス。ああタコベル食べたい。 新井英樹「真説 ザ・ワールド・イズ・マイン」。結末の当否はさておき、ともかく最後まで描ききっただけで立派。だって連続殺人犯があって、怪獣が暴れて、その上×××になってしまうので…

寝ずの番

なにもせずに眠る眠る。紅葉を見なくて死ぬわけでなし(誰に言ってんだ) 「寝ずの番」。マキノ雅彦(津川雅彦)初監督作品。俳優出身監督でテーマも「お通夜」ということで、どうしても伊丹十三を思い出してしまうが、無駄に豪華なキャストでなかなかの出来…

下北サンデーズ

休みだと気づいて二度寝。吉野家で復活牛丼。やっぱり卵入れるとうまいな。 石田衣良「下北サンデーズ」。堤幸彦がTVシリーズを撮っていると聞いたので。内容はオーソドックスな演劇青春物語。明らかに書き飛ばしている箇所もあるが(同じ人物が2ページ後…

The League of Gentlemen

ワークステーション、授業、会議が終わったらもう真っ暗だった。秋ね。 「リーグ・オブ・ジェントルマン 奇人同盟! first series vol.1」。イギリス北部の町ロイストン・ヴェシーを舞台にしたホラー・コメディ(という言葉があるのかどうか)。モンティ・パ…

異国トーキョー漂流記

授業準備、その他の業務。 高野秀行「異国トーキョー漂流記」。「国際交流、絶対反対!」という人はまずいないと思うが、なかなか理想に現実が追いつかないもの。そこいくと、この作者の開きっぷりはやはりタダ者ではない。「百一人のウエキ系ペルー人」は教…