2005-09-13 エマはエマでも あちこちで話題になっている森薫「エマ」(現在6巻まで)。ヴィクトリア朝を舞台とした恋物語。あくまでジェイン・オースティン風に静かに進んでいく。なによりもクリスタルパレスやミューディーの貸本屋なんかがヴィジュアル的にしっかりと描きこまれていて、英文学で卒論を書く人はこれを読むだけで随分参考になるんじゃないだろうか。メイドが主人公で買うのが恥ずかしかったので、意味なく領収書をもらってみました。 副読本「エマヴィクトリアンガイド」もあります。