風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

力道山

咳がとまらない。気分転換に大山に紅葉を見に行く。ソフトクリームを求めて長い行列が出来ていた。
別冊宝島編集部「プロレススキャンダル事件史(続)」。もはや行くところまでいってしまった(ハッスルのことですが)現在では、ミスター高橋の暴露本騒ぎも遠い過去のように思える。相変わらず支離滅裂なターザン山本の文章も楽しい。白眉はロバート・ホワイティングの書く力道山。名作「男の星座」でもしっかりバラされているが、豪放磊落なイメージとは裏腹に、実際の力道山は嫉妬深くてアル中でヤク中で(秘蔵っ子の馬場までいじめていたとは知らなかった)、これを読んでいると突然の死も必然のように思われてくる。当時のプロレスは裏社会とは切っても切れない関係にあったみたいだが、今度公開される映画ではそのへんどう扱っているんだろう。
続・プロレススキャンダル事件史 (宝島社文庫)
力道山の息子が活躍する「リッキー台風」ってマンガがありましたね、そういえば。