風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

強い子ミロ

片付けもそこそこに、PCだけ接続して仕事。
なんとか先が見えてきたので少し羽目を外して、桐野夏生「天使に見捨てられた夜」。間違えて第2作から読んでしまっても傑作。とにかくミロが格好悪い。男の美学みたいな逃げ場がないだけに余計に惨め。「ミロってなんか嫌だ」とぐずぐず言ってたら、「そんなのまだまだ序の口。早く「ダーク」まで読みなさい」と脅された。なにが起こるんだ、一体。
天使に見捨てられた夜 (講談社文庫)