風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

春はまだか

授業準備。帰宅した途端に猛烈な寒気。39度の熱。
油来亀造「春が来た!」をがくがく震えながら。さりげなく(でもないか)山口瞳の悪口が書いてある表題作や、競馬が記憶のスポーツなんだということがよく分かる「始まりの時」など、学生時代から何度となく読み返している競馬小説集。前作「グランプリで会おう」が文庫化されてないのと、その後作品を発表していないようなのが大変惜しまれる。改名したのかな。
春が来た! (角川文庫)