風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

競輪に10億使った男

午後までぐっすり。起きて焼きそば。会議の資料作りで泣きながら研究室。
白川道「捲り眩られ降り振られ」。小説よりも数倍面白い(あー、言っちゃった)競輪エッセイ。こんなに元手がかかった蘊蓄をこんなに安く読めていいのか。小説に専念するため、競輪を卒業する決意をするラストは感動的だが、ついこの間「こんなに競輪で勝っちゃってさー」と懐から札束(ここは是非ズクと読んでいただきたい)を出す場面をテレビで目撃したのは幻だったのか。しかもNHKの「プロフェッショナル」で。
捲り眩られ降り振られ (幻冬舎文庫)