風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

なめくじに聞いてみろ

昼まで眠りこけていたら、近所で建前があったらしく、家人が餅を持ち帰る。
で、「生首に聞いてみろ」。ある人が「法月綸太郎のファンなら30分で真相が分かる!」と豪語していたが、今回も最後まで分かりませんでした。ロスマクお得意の×××××に彫刻をからめたトリックはお見事(ちょっときっちりしすぎてて辛いところもあるが)。あとは、法月綸太郎って、こんな後手後手の探偵だったっけ?という印象。作中ではまだ1999年。2007年の法月綸太郎はどうなっているのだろうか。そして、それは読めるのだろうか。
都筑道夫「なめくじに聞いてみろ」からは、タイトルだけ流用したようです(たぶん)。
なめくじに聞いてみろ―昭和ミステリ秘宝 (扶桑社文庫)