風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

きみとぼくの壊れた世界

留守番を幸いと眠りこける。15時間くらいか?
西尾維新きみとぼくの壊れた世界」。続編が出たようなので、ほっておいたのを読み返す。ライトノベルでありながらアンチ探偵小説。なにせ、事件の概要すら伝えられないのだもの。途中で「後期クィーン問題」の議論なども飛び出し、明らかに「分かって」書いている。最後の三股の結末には度肝を抜かれた。10年前に読んでいたらだったら傑作だと騒ぎ回っていただろう。さ、次行くか。
きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)