風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

私の履歴書

入院2日目。午前中は特にやることもないが、帰るわけにもいかないし。
桂米朝私の履歴書」。別にいまこの本を読むこともなかったが手元にあったので。芸風にふさわしく一言一句揺るがせにしない端正な文章。立川談春といい、噺家はどうしてこう文章がうまいのか。弟子である枝雀についての章も素っ気ないようだが、それだけに涙を誘う。
桂米朝 私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)
義母がお手伝いに来てくれたので病院泊まりをお願いして帰宅。1人になってようやく実感が湧いてきたところで、留守番していた風太の激しい抗議にあう。はいはい、缶ね、トイレね、水ね。