もてない男は電車男の夢を見るか
小谷野敦「帰ってきたもてない男」。前作から6年、待望の(?)続編。「もてない男」というのが画期的な発明(というか発見というかカミングアウトというか)であったのは間違いないが、人はなかなか自分を「もてない」とは思いたがらないものなので、相変わらず孤独な戦いを強いられている様子。テレクラや出会い系、結構相談所の体験まで語る、身の削りようには感動すら覚えた。
サイクルコンピュータ(あるんです、そういうのが)が届いたので、夜中にこっそり取り付け。試運転のつもりが、隣の市まで行きそうになったのであわてて帰ってきた。たぶん、もてる男はこういうことはしないと思う。