風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

港町食堂

研究室に大量のA4紙が届く。残金処理の品目をお任せしたら、全力で「紙」を買ったようです。えーと、500枚入りパック×5のダンボールが10箱だから・・・2万5000枚。全盛期の京極夏彦か、俺は。なにこれ、軽い罰ゲーム? もしかして、いじめられてる?
奥田英朗「港町食堂」。高知を皮切りとして五島列島、宮城、韓国、と必ず船で港に入るというルールの旅エッセイ。地方で講演して地元のうまいもの食ってワッハッハみたいな大名旅行はもはや過去のもの。どこへ行っても「ここに住みたいな」と思い、結局住まない(住むわけもない)作者の自意識のいったりきたりが楽しい。しかし親父はなぜスナックに行くのか。
港町食堂