風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

削除したいことばかり

この週末は入試の採点があるので唯一のお休み。カーナビ取り付け、カーステ取り外しなどDIY三昧。
方波見 大志「削除ボーイズ0326」。賞金2000万円(!)のポプラ小説大賞第1回受賞作。時間ものには目がないので読んでみたたが、途中からKMD(出来事を削除できる装置)を使った少年探偵ものになってしまい、ちょっと肩すかし。デビュー作にしては異例の完成度だとは思うが。にしても、こういうリアリストな小学生って、いつのまにかポピュラーになってしまいましたね(宮部みゆき以後?)。ほんとにこんな小学生いるのか? 僕が小学生の頃はドッジボールと給食の早食いのことしか考えてなかったような気がするが。あ、当然女子とは絶対口きかないのね。
削除ボーイズ0326