インシテミル
授業、非常勤。先日のTOEICテストの結果を返却したが700点台がいて驚く。
米澤穂信「インシテミル」。これも途中で挫折していた本。高額の時給に釣られて集まった11人が、地下のシェルターに監禁され、それぞれ武器を与えられて1週間を過ごす「バトルロワイヤル」。テイストは初期の西澤保彦か綾辻行人といった感じ。登場人物の書き分けがあまりできていないので、人数が多いうちはしんどいが、続々と殺されていくにつれて読みやすくなる。その代わりにおいおいこれで最後「そして誰もいなくなった」だったら怒るで、と(違う意味で)ハラハラしたが、さすがにそうではなかった。こういった「ジョジョ」や「カイジ」や「DEATH NOTE」のような(例がマンガばっかりですが)、物語が進行するにつれてルールが明らかになる、あるいは、そのルールの穴を見抜いた者が探偵になるタイプの小説はこれからもっと増えそうな気がする。
夜になってから臀部に違和感。今思えばこの時にどうにかしておくべきだった。