風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

渥美清―浅草・話芸・寅さん

目が覚めたら義父はまた違うディーラーに出かけていた。やるな。
堀切直人渥美清―浅草・話芸・寅さん」。筆者があとがきにも書いているように「引用の織物」の性格を備えている1冊。もともと渥美清は自身について語ることが少なく、関係者の聞き書きが元になっているもので、下手すると地の文より括弧が多くなって、「大丈夫かな、これ」と心配になってくることもある。ベンヤミン? いや違うな。とりあえず、「おかしな男 渥美清」とこの本で満足しました。
渥美清―浅草・話芸・寅さん