風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

接客セブンティーズ

研究日。再履修受付は昨日で終了したのに、まだわらわらと学生が訪れたようで、隣室のN先生といちいちやりとり。ご迷惑をおかけしました。
清水義範「接客セブンティーズ」。「蕎麦ときしめん」(「国語入試問題必勝法」が先だったか?)以来のファンで、ハードカバーでほとんど読んではいるが、ちくま文庫で選集が出るとは夢にも思わなかった。「おもしろくても」シリーズがそうであるように、僕の一般常識のほとんどは清水義範の著作で培われたものだ。再読してみてやっぱり「教養的」だなあ、と実感。本人はきっと筒井康隆になりたいのだろうけれども、それこそ常識が邪魔してなれない、というスタンスがなんとも愛おしい。
接客セブンティーズ―清水義範パスティーシュ100〈4の巻〉 (ちくま文庫)