風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

三匹のおっさん

午前中は宅急便の到着待ちで自宅待機。あまりにも待たされたので、ひさびさに怒りを炸裂させてしまった。反省。みんな一生懸命に仕事してんだよね。

三匹のおっさん (文春文庫)

三匹のおっさん (文春文庫)


有川浩も前から気になる作家ではあったが、これ以上エンターテイメントを読むと、時間が幾らあっても足りなくなるので自重してた。はずだが、児玉清の推薦文に惹かれて購入。あれだけの読書家がこれだけ絶賛しているのだから、間違いはないだろう。結果は大当たり。まさに最新型のエンターテイメント小説。初期の浅田次郎重松清(最近は全く読まなくなってしまったが)を彷彿させる才気の迸り(言い過ぎか)。それでいて文体が軽く(というか、現実の会話を捉えているのだろう)、気楽に読めるところもよい。ああ、また読書リストの項目が増えてしまった。