風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

78歳いまだまんが道を

今日は9・10限の授業が、ひとつだけ。ゆっくり出勤して、細々とした用事を片付ける。会議なんかやめて、みんなメール会議にしてしまえばいいのに。

78歳いまだまんが道を

78歳いまだまんが道を


いわゆる「黒い藤子」の自伝(って、まだ死んでないけど)。レノン=マッカートニーのように、FかAかで言うと、圧倒的にF派の僕だが、Aのブラックユーモア路線なんかは嫌いではない。孤独で天才肌のFに対して、社交的で周りからインスピレーションを得て、常に新しい世界にチャレンジするAは、まさに対照的。手塚治虫にしても、石ノ森章太郎にしても、Fにしても、漫画のことばかり考え続けている人達が早世しまうのは皮肉。Aは実に人生を謳歌しているという感じがする。さて、自分はどっちの道を行くんだろう。少なくとも、天才でないことだけは確実だけれども。『まんが道』以後で読み残していた作品が幾つもあった。また読書リストに加えなくては。