『七つの会議』
なんだかんだあって調子を崩してましたが、またぼちぼちと再開します。6時半起床。息子を保育園に送ってから出勤。授業×2と会議。例の英語の達人伝のテキストで、「棚町式読書法」なるものがあること初めて知る。多読の一種なのだが、感想は一切書かせず、気に入った部分を筆写するというのが画期的。確かに読書感想文ほど無意味なものはない。せいぜい中身を要約して、「面白かった」と結論するくらいなんだから。
- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/11/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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テーマは「またあれか」とファンにはお馴染みのものだが、さまざまな階層の会議で章立てされた連作集になっているところがミソ。「夢は捨てろ。会社のために、魂を売れ」と帯にあるように、いつものようになんにしても仕事は大変なものだな、とややもすれば暗鬱たる気分にもなるが、第3話の「コトブキ退社」が一服の清涼剤になっていて救われた。