風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

「せんべろ探偵が行く」

というわけで、バカがこんがらがっちゃって訳分かんなくなっていましたが、各方面にご心配をおかけしているようなので、ぼちぼち再開します。それにしても1月だけで、家族全員がインフルエンザにかかったり、メガネが折れて(正確には子供に折られて)新調したりと、さすがに厄年というべきか。

せんべろ探偵が行く (集英社文庫)

せんべろ探偵が行く (集英社文庫)


中島らもの死を早めた企画として悪名高いこの企画。その為か増刷もされず、入手困難になりマーケットプレイスで高値を呼ぶという皮肉な事態も。「せんべろ」とは、千円でべろべろになれる、という意味。実際に読んでみるとそれほど酒に拘泥している感じはない。おそらくタバコやらドラッグやら鬱やら、いろんなことがこんがらかってしまったのだろう。今なら少し分かる、そんな境地。あらためて合唱。