風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

風の歌を聴け

就業後、ボコボコになった愛車の修理の見積りに。ディーラーだからか、目の玉が飛び出た。ちょっとした中古が買える値段だ。我が身の罪深さを思い知る。明日からあちこち回って相見積りをとってみよう。

村上春樹12の長編小説 1979年に開かれた「僕」の戦線

村上春樹12の長編小説 1979年に開かれた「僕」の戦線


これを買ったはいいが、十分に楽しむには、小説を読んでからだろうと決意。夏休み中に村上春樹の長編小説を読み直すことを自分に課してみる。ヒマだし。というわけで、ますはこれ。
風の歌を聴け (講談社文庫)

風の歌を聴け (講談社文庫)


ひたすら懐かしい。初めて読んだのは十代だったか。いま読んでみると、内容も大したことないし、それこそ今作が受賞したのは、「スリムチャンスをモノにした」(福田和也)のだと思う。ただ、後に多くのフォロアーを生むことになる文体は確立していて、ジャンルは違うが、鳥山明Dr.スランプ』登場以後、新人賞に応募する大半があの絵柄になったという逸話を思い出した。そういえば、同タイトルのオリジナル・ラブのアルバムもあったな。