風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

うりなり

ラジオ体操、最終日。終わってから、広場の草むしり。それで疲れたのか、午前中ちょっと昼寝。
午後に友人とお茶。なんとかいう難病の疑いあり、ということで心配していたが、本人が明るかったので一安心。
夜、娘の始業式を控えて、あれがない、これがない、と家中引っかき回す。おまけに宿題と工作と自由研究も残っていることが判明。どうするんだ、お前。

うらなり (文春文庫)

うらなり (文春文庫)


基本的に小林信彦の著作は、全て読むようにしているが、小説は「あたり」「はずれ」が大きい。この作品は前者。『坊ちゃん』をうらなりの視点から再構成する試みは、それほど目新しいものではないが(「創作ノート」でも解説にも『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』が言及されている)、小説として単独でも成立しているところがよい。特に『坊ちゃん』時代のその後が描かれているのが興味深かった。
MASTERPIECE(初回限定盤)(DVD付)

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もう音楽雑誌を読まなくなったので、エレカシも店頭で見つけてレンタルするだけ。中身はここ数作の延長。確かにいい歌ばかりだし、悪くはないけれど、これを宮本が歌わなくてはいけない必然性が感じられない。もっと無茶苦茶やれ、とは言わないけれど、歌詞のボキャブラリーは固定されてしまって、あの扇情的な作品群より停滞しているのではないか。まあ、定期的に新作をリリースできるだけでも慶賀とすべきだろう。