風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

配達あかずきん

今日が始業式かと思ったら、明日だった。よかった、まだ間に合う。子供たちを送って、しばらく休憩。いつの間にか眠ってしまったらしく、あわてて娘の制服のスカートをウサギヤなる奇妙な店で求める。一度、子供たちを送り届けてから、大学に戻り上司と面談。後期の授業担当の中身やら、予算執行の件やら。帰りに工作と自由研究の本を買って帰る。最近は便利なものがあるな。

リサイクルで作る小学生の楽しい工作

リサイクルで作る小学生の楽しい工作


小学生の自由研究 1・2年生

小学生の自由研究 1・2年生


あとで聞いたら、自由研究は必要なかった。いずれ使うこともあるだろう。上の本の中から、牛乳パックでつくる「犬のメモばさみ」を(ほとんど妻が)作成。まずは、よかったよかった。その姿を見ながら、亡父がいつも工作や絵の宿題を嬉々として手伝ってくれたのを思い出した(器用な人だったのだ)。うまくは言えないが、子供を育てるって、そういうことかな、と少し涙ぐみそうになった。
配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)

配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)


「初の本格書店ミステリ」と銘打たれた東京創元社らしい「日常の謎」ミステリ。先に同じ作者のこちらを読んでました。
平台がおまちかね (創元推理文庫)

平台がおまちかね (創元推理文庫)


こちらは出版社の営業部員が主役。困ったことに(?)、どちらもシリーズ化されてるらしい。そうなると(?)、どうしても読まなくてはなるまい。
なぜか最近、本にまつわるミステリが花盛りなようで、↓がどかんと平積みにしてある。



一見、ラノベ風なので敬遠していたが、読んでみたらなかなか面白い。梶山季之せどり男爵数奇譚』(懐かしい)にも言及してあるし、紀田順一郎古本屋探偵の事件簿』を参考に書いたという(売り場では便乗して、この2冊も一緒に並んでいた)。シリーズ全体を通して、母親の失踪という謎もあるし、早く次が読みたくなる。読書傾向の違う妻も喜んで読んでいた。ちなみに彼女は、いま沼田まほかるに夢中で、僕にも「早く読め!」と毎日のように言ってくる。そうはいっても、こちらにも読書スケジュールというものがあるのだが。