風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

歪笑小説

娘の始業式。これで送り迎えの負担が少し減った。
病院。その後、やはり入院中に知り合った友人の相談を受ける。15日に支給された障害者年金をパチスロとキャバクラで散財してしまい、無一文になったそうだ。よくある話。で?無言のプレッシャーがビンビン伝わってきたが、金銭的援助はためにならないので(冷たいようだが)、ずっと気がつかないふりをして、そのまま帰った。とりあえず、仕事を探せ、とはアドバイスしておいたが、こうして友達が堕ちていくのを見るのは、やはり精神的に辛い。「そんな人と付き合うのはやめなさい!」と妻には散々なじられたが、お互い励まし合って入院生活を送った友人というのは、また格別のものがあるのだ。

歪笑小説 (集英社文庫)

歪笑小説 (集英社文庫)


くさくさするのでなにか軽いものを、と思ってこれ。超売れっ子の東野圭吾だが、いちばん好きなのは、この裏ライフワークだったりする。いきなり文庫になっているのも嬉しい。小説誌の存在意義を問う(それで否定されてしまう)「小説誌」が傑作。こんなこと書いていいのか?東野圭吾だからいいのか。ついでに気分転換に、ブラウザをChromeに変えてみる。gmailがこれで速くなるといいのだが。