風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

「ご破産」で願いましては―地獄の相続、借金苦、自宅競売からのサバ

またも5時に目が覚める。仕方がないので、部屋の片付け、ゴミ出し。ネットでローンの見直しを検討。
妻が出かけて行った後に、息子を起こしたら「お母さん!お母さん!」と手がつけられない。「いいものがあるから」(本当はない)となだめすかして保育園に。最近、息子とのコミュニケーションが仮面ライダーの話だけに限定されているのだが、男親として、これでいいのだろうか。そのまま病院。で、出勤。昨日の疲れか、少し昼寝をする。
500円のクーポンの締め切りが今日までだったので、帰りにユニクロに寄ってベルトと長袖Tシャツを買う。


少女小説作家、花井愛子(そういえば、妹も読んでいたような気がする)の凄まじいノンフィクション。遺産相続トラブルから始まり、バブル崩壊による不動産価格の下落、ローン地獄、最後には自己破産、とまさに地獄の日々だが、軽妙な文体で語られるだけに、あのバブルというのが、とてつもなく異常な時代だったことがわかる。これを読むと、本当に家やマンションを買うのが怖くなる。うちは当分、賃貸でいいや。猫も黙認してもらってるし(なにせ隣の大家の娘さんは「犬」を飼っているのだ)。