風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

震える牛

早朝から妻は弁当作り。今日は(また)娘の運動会なのだ。今回のは地区の運動会だとか。駐車場が混雑することが予想されたので、僕の車で妻と子供を送って、そのまま研究室に。ちょっと片付けをして、さて本格的に仕事にかかろうとしたところで妻から着電。娘が徒競走の直後に咳き込んで、そのまま保健室に直行したそうだ。慌てて小学校に取り返して(これがまた遠いんだ)駆けつけると、幸い回復してケロッとしていた。結局、みんなで家に帰って弁当を食べた。

震える牛

震える牛


早くも2012年ベスト1の呼び声高い、この社会派ミステリ。タイトルからすぐに、ああ、アレがテーマなんだな、とわかってしまうので、後はどう展開していくかが腕の見せどころ。その点、語り手が交錯して最終的に結びつく手法は成功していると思う。ラストも僕好み。○○○問題だけでなく、さまざまな社会問題が織り込まれていて、ずいぶん勉強になりました。でも、これ読むと肉が食えなくなるかも。子供たちの大好きなハッピーセットだが、禁止にしようかな。