ダンス・ダンス・ダンス(上)
喘息、悪化。悪寒。朝一で内科に駆けこむと、熱が8度3分。慌てて抗生物質を調剤してもらう。点滴してから、もう1つの病院に。本当は帰ってさっさと眠りたいのだが、これは今日締め切りの、一種のクエストなのだ。なんとか終わらせて、大学へは休みをもらって、薬を飲んでさっさと寝る。子供たちを迎えに行って、また寝る。ようやく熱が下がった。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/10/15
- メディア: 文庫
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『ノルウェイの森』が出てこないので、とりあえず上巻だけ。まあ、『羊をめぐる冒険』と繋がってるからいいか。最初は前作の回想で冗漫な作品だな、と思っていたのだが、途中からとてもよく理解できるようになった。この作品の「僕」は34歳。僕がいま39歳。20代に読んだ時よりも、一文一文が本当に身に染みる。システム、高度資本主義社会、誰かと繋がること、社会にこづきまわされること、などなど。これは成長と言ってよいのだろうか?とにかく、読み直してみて良かった。特に弱っている今日のような日には。