珈琲店タレーランの事件簿
妻は出勤日。息子を保育園に送って、娘と半日デート。本屋に行ったり、サティをうろうろしたり。昼食はフードコートでうどん。
珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 作者: 岡崎琢磨
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2012/08/04
- メディア: 文庫
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例によって手近にあった1冊。またしても「日常の謎」ではあるが、コーヒーに関する蘊蓄が意外と楽しくて淡々と読み進む。最終話になって少し意外な展開に。一部、理解できない記述があったが(読み返すのは面倒なので、そのままにしておく)、まずは無事に着地成功というところか。文章も達者だし、プロットも微笑ましいものだが、この手のミステリにありがちな、孤独な主人公が理想的な女性と出会って、くっつくのかくっつかないのか、微妙な関係が続く、という設定には、もう少し飽きてきたなあ。それはそうと、解説を書いている北原尚彦という作家兼研究者が、最近とても気になっているのだが、それについてはまた日を改めて書くことにする。