風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

聖女の救済

昨日に引き続き、朝から研究室。快調に仕事をこなした、と言いたいところだが、PC環境にいささか問題が。何年か前に共通研究費が余ったとかで、専任教員全員に(選択の余地なく)ばらまかれたレノボのSL400という機種なのだが、XPということもあり、とにかく遅い。iTunesで音楽をかけながら、物書きをしていると、漢字変換でよく引っかかるような感じがある。致命的なのがLANポートで、電源を入れたり、スタンバイから復帰すると、まず100パーセント「接続されていません」というメッセージが出る。その度にLANケーブルを抜いたり差したり、誠に不細工なことになっている。半年間休んだから、研究費も余裕があるし、買い直そうかなと真剣に思う。

聖女の救済 (文春文庫)

聖女の救済 (文春文庫)


ガリレオシリーズ第4作。特に思い入れがあるわけではないが、例によって出かける直前に掴んだ本。どうもひとつすっ飛ばしていたみたいで、登場人物の関係が微妙に変化している。今作のテーマは「女」。完全犯罪がほとんど成立しそうなところで・・・というあたり、やはり巧いとしか言いようがない。トリックはいわゆるプロバビリティの犯罪(それを反転させているところがミソ)で、それがまた女性というものの恐ろしさに似つかわしい。そういえば、東野圭吾は離婚経験者だったな、どんなことがあったのかしらん。我が家は家内安全でありますように。