風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

ああ五十年身に余る―真樹日佐夫ワル自伝

授業×2、英語連絡会。ああ、これでやっと1週間が終わった。愛車の修理(今回はバックドアの凹み)が終わったというので、板金屋にドキドキしながら取りに行く。というのも、前日、代車を運転している時に突如として左前輪がパンク。慌ててスタンドに駆け込んだが、「ああ、こりゃもう駄目ですねえ」ということで、スペアタイヤに交換してもらったという事情があるから。修理代だけでもヒイヒイ言ってるのに、タイヤを弁償させられたら堪らないと思っていたが、ひとまずお咎めなしでよかった。さあ、これで後はフロントのバンパー交換だ(しかし、どれだけぶつけてるんだ)。またお金ためなきゃ。

ああ五十年身に余る―真樹日佐夫ワル自伝

ああ五十年身に余る―真樹日佐夫ワル自伝


言わずと知れた梶原一騎の弟、真樹日佐夫の自伝。劇画原作者(小説家も)でもあり、空手の師範でもあり、映画プロデューサーでもある作者の破天荒な50年。梶原一騎の研究(?)のついでとして読み始めたが、とにかく作者自身のエピソードが面白くて仕方がない。酒を飲んで喧嘩してなんかついでに愛人が自殺未遂したりなんかして。それがなんでもないことのように書いているのは、「地上最強の不良」だからか。文章はちょっと悪文だが、男なら読むべし(キッパリ)。
梶原一騎伝 夕やけを見ていた男 (文春文庫)

梶原一騎伝 夕やけを見ていた男 (文春文庫)


こちらも文庫になっているので、読み返そうとしてやめる。
すてごろ~梶原兄弟激動昭和史 [DVD]

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が、勢いを借りて、夜中にこれを借りてきて観た。哀川翔はともかくとして、奥田瑛二梶原一騎というのは、ちょっと違うんじゃないかと思ったが、これがまた良かった。原作で太った主人公を太った役者(大体、そんなキャパがない)がやると妙なことになるので、ススキノ探偵も大泉洋で良かったのだ。見終えてからネリカンの歌が頭から離れなくて困った。