風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

ほめすく ~叱らずほめて、すくすく子育て~

午後から授業。ここ数年、敗戦処理投手のように再履修のクラスを受け持つことが多いのだが(いまの勤務校ではe-learningを中心にしたカリキュラムになっていて、主流は教育工学専門の先生主導で動いているという事情が)、僕としてはそんなに嫌でもない。癖があって、言うなれば、すれっからしが多いのだが、相手にしていて面白いのは、そっちの方の学生だから。にしても、今日のクラスはちょっとひどくて、2回目の授業にして欠席者が半分以上。途中、退席した学生がいたのだが、待てど暮らせど戻ってこない。さすがに授業を一時中断して探しに出たら、案の定トイレの個室にこもって携帯かなにかをいじってる様子。つい激怒してドアをガンガン叩いて、教室に無理矢理引き戻した。こういうのってお互いに消耗するから、少なくとも教室にはいて欲しい。うるさいこと言わないし、頑張ったら単位は出してあげるんだから。


毎度、子育ての話題で恐縮だが、ここのところ4歳の息子のきかん坊ぶりに手を焼いているので。男の子はみんなそうなのかもしれないが、頭の中の90%以上は仮面ライダーウルトラマンで占められていて、そこでしか僕と会話が成立しない。娘もそろそろお年頃になってきたので、「男は(がさつで)嫌だ」と言ったりして、あまり相手にしてやらない。で、お母さんがやっぱり大好きで、妻が帰るとだっこだのおんぶだのでべったり。朝は朝で、妻が先に出かけるものだから、息子を起こすところから始まって(必ず「お母さんがよかった」と号泣)、なんとかなだめすかせて保育園に連れて行くまでが一苦労。これでどこをほめればいいのだろうか、と思いながら読んでいたが、なかなか勉強になることがいくつか書いてあった。「山登りが好きなパパやママがいる家庭で非行に走る子は1人もいなかった」という決めつけには、ちょっとドキッとさせられたけど。すまん、あらかじめ言っておくと、お父さんはアウトドアとか本当に駄目なんだ。