板谷バカ三代
昨日は帰り着くなり撃沈。それでも目覚めはすっきり。出勤してなにはともあれ、旅費の申請。求職している間に事務の人が変わってしまったのだが、このH野さんがやたらと細かい。学会プログラムの他に何か証明するものがなければ駄目だと言う。そんなこと言ったって、車で行ったのでチケットがあるわけでなし、ホテルでは領収書を貰わなかったし。ちょっとカチンときたので、学会でもらった観光案内やら発表のレジメやらが入ったビニール袋をそのまま渡して「その中から好きなのを取ってください」と言い捨てて去った。ちょっと性格が変わってしまったかもしれない。前はこんなことなかったのに。
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偶然とは恐ろしいもので、何気なく手に取った本が昨日の日記とリンクしてしまった。これもまた涙なくして読めない、ある家族の物語。といって別にウェットではなくて、父ケンちゃんを始めとして、やっていることは目茶苦茶なのだが、櫛の歯が抜けるように1人1人といなくなっていくと、げらげら笑いながらも次第にしんみりしてくる。ゲッツ板谷は西原理恵子の友達くらいの印象しかなかったが、これを読んですっかり感心した。でも、単に特異な家族環境に産まれた手柄(?)だけかも知れないので、作家としての資質は他のものも読んでみてからということで保留。とにかく傑作であることは間違いないので、『岸和田少年愚連隊』と並べて、永久保存しておくことにしよう。