風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

ブラック・ジャック~青き未来~

風邪のせいで予定がくるってしまい、気がつけば中間試験×2。仕方なく夜中に起き出して、しこしこと問題作成に励む。夜が明ける頃になんとか完成したので、そのまま出勤して印刷。実施の時間には眠くて眠くて仕方がなかった。終わったらさっさと帰りたかったが、あいにくと金曜日は英語連絡会。覚悟して臨んだが、今日は司会のH先生が欠席だったため、報告だけで僅か15分で済んだ。いつもこうだったらいいのだが。いや、別にH先生がいない方がいい、というわけではなくて。もごもご。


神様の聖域に踏み込んだという点で(そして、手塚治虫のエキセントリックな側面を暴露したという点で)、『ブラック・ジャック創作秘話』は画期的な作品だったが、どうも秋田書店はこれで味をしめて、ブラック・ジャックを強力なコンテンツとして全面的に売り出す方向のようだ。この作品のブラック・ジャックは既に老いており、おまけに突発的に原因不明の昏睡状態に陥るというハンデ戦。というわけで、中心になるのは若き女医のクロエであり、彼女が○○○であるというのは予想できた結末。しかし、なんで○○○が「クロエ」なんだろうか、と疑問に思い、娘のライブラリから当該のエピソードを探し出してきたが、○○○の名字や名前はどこにも書いていない。これでまた謎が増えてしまった。ちなみに娘には絵柄が恐い、ということで拒否された。「あんなに恐く描かれてブラック・ジャックが可哀想」とも。我が娘ながらあっぱれである。あのね、世の中みんな商売で成り立ってるんだよ。と思ったら、『ヤングブラック・ジャック』なるものまであった。これじゃあ、まるで島耕作じゃないか。