風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

死亡フラグが立ちました!

朝起きたら、寒気と悪寒。また風邪をひいたのだろうか。時間が経つ毎に症状はひどくなるが、年内に手続きをしないといけない書類があったので、這うようにして市役所に。後は子供の迎えの時間まで眠り、連れて帰ってからまた眠る。合間に年賀状に一言書き添えたり、ひさしぶりにゆっくり落ち着いて本を読むことが出来た。

死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫) (宝島社文庫 C な 5-1)

死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫) (宝島社文庫 C な 5-1)


『ファイナル・ディステイネーション』(これは面白かった)から着想を得たらしい、いわゆるトンデモ系ミステリ。「死神」を名乗る殺し屋によって次々と殺人が実行されていく。手口はプロバビリティの犯罪で(タイトルでバラされているが、○○○の○がキーワード)、何度も「そんなバカな!」と言いたくなってくるが、いったん嵌まり込んでしまうと最後まで一気に読んでしまった。と言っても、謎解きの要素もあり、「死神」の正体には割合早く気がついてしまったものの、オープン・エンディングの結末もなかなか読後感がよい。続編も買っているのだが、このまま読み進めてみようかな。