風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

大晦日

新年を迎えるにあたって身を清めるために、朝から日帰り温泉。その後、墓参り。線香を忘れて来るというチョンボがあったが、タバコで代用して許してもらうことにする。どうぞ家族を守ってください。それからはめいめい好きに過ごして、夜は待望のおせち料理(+ふぐの薄造り)。祈りをこめて縁起物を黙々と食べる(クワイなんて普段どこに売ってるんだろう?)。我が家では昔から大晦日おせち料理を食べるのだが、これも昔から不思議だったことのひとつ。テレビやマンガではお正月に食べるのが定番の風景だろう。それにふぐと言えば、なぜかここ地元ではふぐ肝が付きもので、ポン酢に混ぜて食べるのだが、これも普通ではないらしい。そもそもふぐの肝を食べるのは禁止されているのでは(お店ではフォアグラのようにそのまま出すところもあるらしい)。『居酒屋放浪記』でもやはりこの話題になったことがあり、県だか市だかの人が「このことは絶対に書かないでください」と言われたとか。大分県はふぐ肝特区なのだろうか?母は「(本場とされる)山口のふぐは駄目。やっぱり肝がないと食べた気がしない」とまで言う始末。なにはともあれ、淡泊なふぐに濃厚な味わいのポン酢の組み合わせは絶品でした。食べ終わったら1年の疲れが出たのか、紅白もダウンタウンも観ずに7時半に就寝。みなさま、よいお年を。