風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

群れない生き方

いきつけの「かっぱの湯」が、正月の間は早朝100円だというので、いそいそと出かける。さっぱりしたところで幼馴染みの家に行き、髪の毛を切ってもらう。小学校だから、もう20年以上の付き合いになるか。お店は繁盛しているようでなにより。あれこれ話は尽きなかったが、共通の友人が詐欺かなにかで刑務所に入っているという話を聞かされてショックを受けた、とても気持ちのいい奴だったんだけど。本当に人生いろいろだ。

群れない生き方 (ソフトバンク文庫)

群れない生き方 (ソフトバンク文庫)


伝説の雀鬼による人生論。なんで新年からこんな本を読んでいるのかという感じだが(僕も人生に迷っているのだろうか?)。いわゆる人生相談だが、いまいち回答が抽象的で物足りない感じ。もっと代打ち時代の「死ぬなと思った」みたいなエピソードなんかが盛り込まれてたら面白かったんだけど。「群れる」のと「仲間」が違うのと、「孤立」と「孤独」が違うことは勉強になったが(後者の方を著者は推奨している)。まあ、そもそも昔から「群れる」ことからは無縁で(そもそも群れようにも仲間に入れてもらえないということがあるが)、ずっと「孤立」していたのは間違いないので、これからは「孤独」の方を選択して、自分の時間を確保しながら、数少ない「仲間」(家族を含めて)を大事にしていこう、と思いました(読書感想文風)。夜は地元の焼き肉屋でしこたま食べる。帰省すると外食が多くなっていけないな。また体重が増えたかも知れない。