風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

毎日かあさん9 育っちまった編

めずらしく妻が先に起きていて既に車に荷物を運び込んでいた。例によって本は山ほど持って帰ったがロクに読めなかった上に、子ども達の収穫がいろいろとあったので、荷物は来た時のほぼ2倍になっていた。新年御例会の準備で(こういう晴れがましい舞台が大好きなのだ)母親は着物に着替えているしでバタバタ。なんとか出発の準備が整ったので、ホテルで友人を拾って出発。妻は本当にひさしぶりの再会なので、久闊を叙しながら途中の苅田駅まで同乗。学生時代にこのあたりまで来て家庭教師をやっていたが、すっかり様変わりしていて驚く。おかげさまで楽しい道行きでした。さて、九州を脱出したのはいいが、ここからが本当に長い。妻に運転を代わってもらってもいいのだが、彼女はインタージャンクションが苦手で、以前から何度も関係のないインターで降りてしまうという前科があるので、僕が中心になって運転することに。途中、何度も休憩を重ねながら、なんとか松江に到着したのが7時過ぎ。これでも我が家にしては早い方だ。ポストをチェックしてみると、案の定「宛先不明」で返って来ているものが大量に。やはり住所録が古かったか。ああ、もったいない。返事は明日にすることにして、さっさとイモジャージ(西原理恵子)に着替えて就寝。

毎日かあさん9  育っちまった編

毎日かあさん9 育っちまった編


早いもので鴨ちゃんが亡くなって5年。訃報に接した際に思ったのは「ああ、これで娘の成長が見られないんだな」ということ。うちの母親などは(僕の)娘の結婚式を見るなどと図々しいことを言っているが、どんな相手を連れて来るにせよ、とりあえず反対はする気持ちでいる。息子の方は放置でなんとかなるだろう(←このへん扱いに落差があると妻によく叱られる)。番外エピソードの「贈り物」は名作。泣けて泣けて仕方がなかった。