よちよち文藝部
またしても体調がいまいちで、娘が出かける時間まで熟睡。ようやく授業が再開で、教室に向かう前にリアルゴールドで気合いを入れて臨む。正月明けで学生のテンションも低い。テキストの話題もバイオフィードバックとかいうトンデモ系の話題だったので、スピードラーニングの悪口を言ったりして間を持たす。子どもたちを連れて帰ってから、突如として眠気に襲われて(ごはんだけはセットして)6時過ぎに就寝。そのまま昏々と眠り続け、8時過ぎに帰宅した妻にネグレクトだと怒られた。それでも眠いものは仕方がない。あらためて薬を飲んで朝まで眠り続けた。
- 作者: 久世番子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/10/21
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 13回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
いま流行の古典文学の安易なマンガ化ではなくて、太宰治、夏目漱石、中原中也、志賀直哉、芥川龍之介、中島敦、樋口一葉、梶井基次郎、森鴎外、宮沢賢治、三島由紀夫、川端康成、石川啄木、谷崎潤一郎、菊池寛といった作家の作品をしっかりと読み込んで(それこそ書簡集まで)、それでいてゴシップ的興味を満足させてくれているところに好感。いちばん笑ったのが、中島敦(あつし)と中島敦(とん)の二重人格とも言えるギャップ。(そういえば、小谷野敦が敦(とん)に改名したのは、このことと関係あるのだろうか?)なんだかんだ言って、日本の古典文学というのは、しばらくは安泰のような気がしてきた。さてさて、いまのところ文学少女路線を突っ走っている娘はどんな作家を好きになるのだろうか。僕の好みを押し付けるなら、漱石は別格として、この中ならぶっちぎりで太宰治か石川啄木だが。「気の変る人に仕へて/つくづくと/わが世がいやになりにけるかな」。というわけで、どういう事情が知らないが、例の事務のHさんがワークステーションから移動になる(あくまでも「席が」だが)ことが判明。やれやれ、これで随分と風通しがよくなるのは間違いない。