風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

月の破片

5時起床。目覚まし代わりにNHKの英語講座を聞き流す習慣になっていい感じ。妻は午前中は補修で、午後からはセンター試験の応援(?)、息子は保育園に預けることになったいるので、またしても娘と1日デートすることに。手始めにブックオフに行ったら『七色いんこ』が100円の棚に5巻揃っていてこれは幸先が良い。続いて今井書店に行ったら、「カフェでお茶したい」と生意気なことを言うので、仕方なくさっき買った本を2人無言で読み耽る。楽しんで読んでいるようなので、「主人公はタクシーの運転手だろ?」と何度も訊いてしまったが、それは『ミッドナイト』だった。忘れていたが、あれも買ってやらなければな。その後、工作のキットと鉛筆を買って帰宅。工作に熱中する娘に留守番を頼んで、しばし息抜きのお出かけ。帰りに息子を拾って、ちょっと早いが夕食用にほっともっとのお弁当。食べ終わってから、紛失しているDVDのケースの在処を求めて、3人でリビングルームの大捜索。結局出てこなくて「もうDVDは借りてやらない」と何度目かの宣言。そんなこんなで9時近くに妻が帰宅するまで、なんだかんだと相手しててぐったり。ケースは出て来ないのであきらめて、薬を飲んで就寝。

月の破片

月の破片


以前、このブログでその変貌振りに驚いていたら、友人に薦められた(?)エッセイ。のっけから「暴れん坊将軍」を自認するエキセントリックな言動に驚かされる。そうか、人格が変わったのじゃなくて、元々そういう人だったのね。「月光」でデビューした時のイメージ戦略に見事にやられたのか。続けてパニック障害や不眠、過緊張、買い物依存、自殺未済などの問題を抱えていることが(あくまでも淡々と)告白される。活動休止してたくらいだから、深刻な事態だったのだろうが、それを語る口調が明るいのが救いか。やはり作詞をやっているだけで文章も巧い。これからも頑張ってください。それはいいけど、『稲中』の帯に出てたあのファンキーな格好だけは勘弁して欲しい。
the ultimate collection

the ultimate collection


これを聴きながら読んでいたが、なんというか圧迫感というか閉塞感はあるものの、(知らない曲が半分くらいあったが)全体的によい曲が揃っている。娘は「眩暈」が気に入ったようで、「あなたの腕が〜声が〜♪」と延々謳ってる。これなら活動再開後のアルバムも聴いてみようか。
俺物語!! 2 (マーガレットコミックス)

俺物語!! 2 (マーガレットコミックス)


おまけ。「このマンガがすごい!2013」オンナ編第1位。こうなったらランキングを制覇してやろうかという気になってきた。仕事としては(?)『このミス』を優先しなくてはいけないのだが。両津勘吉が巨大化したような主人公の今時あまりないようなピュアなラブストーリー。少女マンガには明らかなミスマッチのキャラクターがよかったのだろうか。確かに読んでいて面白いが、話がストレート過ぎて、若干物足りなさも。同じ暑苦しさなら『最強伝説黒沢』の方が遙かに面白い。って、同じ土俵に上げちゃいけないけど。