『カレチ』/『シャーロッキアン!』
4時起床。メールチェック、書類仕事、ゴミ出し、ついでに録画していた英語講座をエアチェックしていたら、妻が起き出して来て「またハイになってるんじゃない?」と指摘される。子どもを迎えに行った後に仮眠を取っているから早く目がさめるだけだとなのだが。人を北杜夫みたいに言わないで欲しい。息子を送ってから『断捨離』を読みながら家の片付け。妻の転勤があるのもそうだが、いま住んでいる家も10年目に突入して、あちこち痛みが出て来たし、それで家賃はずっと同じなのだから、もっと築年数の新しいところに引っ越そうかと計画中。娘の校区を変えるつもりはないので、どこか近場でいい物件がないものだろうか。
- 作者: 池田邦彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/11/22
- メディア: コミック
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いわゆる「テツ」マンガ。「カレチ」とは「長距離列車に乗務する客扱専務車掌」。傑作『鉄子の旅』には及ばないものの(あれは「乗りテツ」だからジャンルが違うのだが)、帯にあるように「読むとプロ魂が宿る」かどうかは分からないが。個人的には4巻から昭和50年代に入って、国鉄の合理化の影響を受けていく展開が、全体的に哀愁が感じられてよい。主人公がいつの間にか結婚していたり、現在のエピソードが唐突に挿入されていたりして(この話では主人公は既に退職している)、これで完結かと思ったがまだまだ続くようだ。
- 作者: 池田邦彦
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2012/04/28
- メディア: コミック
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こちらは同じ作者によるシャーロキアンもの。シャーロック・ホームズの作品にまつわる日常の事件を、主人公の大学教授(それが仕事なのだろうか?)と女子学生が解いていくという仕組み。「カレチ」はマニアック過ぎてついていけないことがあったが、こちらはすっかり忘れていた話を思い出すのにも最適。シャーロッキアンというのも修羅の道のようで、北原尚彦のような筋金入りのファンダメンタリストともなると、ホームズのパステーシュまで手を伸ばすのは当たり前で、果てはヴィクトリア朝時代の資料まで収集して、小説まで書いてしまうのだから恐れ入る、という他ない。などと考えていたら、子どもを迎えに行く時間になったので、連れて帰ってからまた寝る。帰宅した妻となにか言い争いをした記憶はあるが、すぐにまた寝たのであまりよく覚えていない。