風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

『腕貫探偵、残業中』

薬が残っていたのか、よろよろと7時起床。息子を保育園に送ってから、ポータブルラジオレコーダーのセッティング↓。

SONY ポータブルラジオレコーダー 4GB R50 ICZ-R50

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これで「ラジオ英会話」と「入門ビジネス英語」と「実践ビジネス英語」を聞こうと思ったのだが、リビングの窓際の棚では場所が悪いのかNHK第2放送だけ感度が悪い(民放はクリアに入るのだが)。そういえば、前にMDステレオで録音していた時は、やはり同じような症状で書斎に置いていて、MDだけ持ち出して車の中で聞いていたのだった。これは本体のメモリに保存される形式なので、あちこち持ち運びしないといけないのだろうか。うっかり放送時間に違う場所に置いていた、という事態も考えられるし、しばらく手の届く範囲でベストなポジションを探すしかあるまい。あるいは研究室に持って行くか。というようなことをやってから、午後は授業×1。帰りにブックオフで娘に『ミッドナイト』を買う。メールを見て思い出したが、今日は妻が飲み会で子どもたちと留守番だった。何度も出かけるのは面倒なので、娘と息子を拾ってから、退屈しないようにDVDを借りてやり(自分にはまたCDを借りた)、ケンタッキーで夕食を買い求めて帰宅。やれやれ、と落ち着いていたら、妻が帰って来て会場まで送ってくれ、と言う。寝る前の薬を飲む前でよかったよ。その後、思い思いに時間を過ごしてから、きゃあきゃあ言いながら3人で同じベッドに眠る。まだ娘が一緒に寝てくれるのは嬉しいが、いかんせんセミシングルでは狭い。夜中に妻が帰宅した時に鍵を開けてやったりして、なんだかんだとあまりよく眠れなかった。
腕貫探偵、残業中 (実業之日本社文庫)

腕貫探偵、残業中 (実業之日本社文庫)


シリーズ第2作。今回は相談相手を待つのではなく、出張(あるいは残業)サービスするパターン。解説でも言及されていたが、都筑道夫の『退職刑事』を彷彿させるロジックに裏打ちされた本格派の短編集。中でも人間の底知れぬ悪意(解説の関口苑生の表現を使うならば「底意地の悪さ」)を感じさせる「夢の通い路」と「青い空が落ちる」が秀逸。ついでに。
ヒットパレード

ヒットパレード


異色のカバー集。小西康陽とのコラボはもちろんのこと、夏木マリのCDは出来るだけ集めるようにしているが(妻に怒られない範囲で)、これは取り上げられている楽曲がコミカルに過ぎるのではないか、と二の足を踏んでいた。しかしながら、いざ聴いてみたら、そんな心配もどこへやら、夏木マリワールドに魅了される。アレンジというか共演陣も豪華だが、その中でもBuffalo Daughterがいい仕事をしている。「ワシントン広場の世は老けて」のような知らない名曲もあったりして、これは思わぬ拾いものだった。