風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

『コラム道』

6時起床。雪が降っていて風も強い。妻は進路検討会とかで仕事、息子を保育園に連れて行って、娘と2人でお留守番。クレジットカードの明細がメールで届いて、覚えのない「ユーネクスト」なる会社から請求が。すっかり忘れていたが、ポイント目当てで動画配信の「U−NEXT」を無料視聴したのが、それがそのままになっていたのだった。急いで電話して解約したが(この手続きが面倒で、解約しづらいトラップになっている)、先月と今月で4千円弱の課金。ほとんど(いや、全く)観ていないというのに勿体ない話だ。こつこつポイントをためていても、思い出したようにこういうポカをするから(DVDを延滞するとか)、結局プラスマイナスゼロになってしまうのだよな、と反省。いつものように娘を連れて今井書店に。カフェでサンドイッチを食べながら休憩。併設されているTSUTAYAで、またCDとDVDを借りて帰る。

小田嶋隆のコラム道

小田嶋隆のコラム道


自慢ではないが、僕も小田嶋隆との付き合いは長い。ゲーム雑誌『遊撃手』を読んでいたのは10代だから、かれこれ20年以上になる。それこそ内田樹が言っているように、「小田嶋隆は日本の宝」だと思うが、コラムという性質上、なかなかまとまって読めないのが残念(『イン・ヒズ・オウン・サイト』や『人はなぜ学歴にこだわるのか』のような例外もあるが)。というわけで本書。コラムの書きた。方をコラムで書くというアクロバティックな使命を見事に果たしている。いわゆる文章読本の類ではないので、げらげらと(あるいはにやりと)笑いながら読んで、それでも文章術として学ぶところもなかなかしっかりとあった。もちろん、小田嶋隆のようなレトリックを駆使して書けるようになる訳ではないが、「塩抜き」=推敲の重要性とか(プリントアウトしえ読み直さなければいけないというのは本当にそうだと思う)。メールからブログ、フェイスブックツイッターまで、なにかしら書く機会は圧倒的に増えているので、自分のスタイルを確立する上で、こんな風にちょっと立ち止まって考えるのは意味があることだと思う。
妻の帰りが9時過ぎになるというので、アマゾンで買ったスパゲティを茹でる準備をしていたが、早めに切り上げて帰ってくれたので、おみやげの弁当で質素に夕食。