風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

『ちゃかり温泉』

4時半、起床。TOEIC IP試験の準備のため、子どもたちは妻に任せて出勤。なにせ集合時間が8時15分なのだ。期末試験の代わりになるので、学生たちも緊張の面持ち。といっても受け持ちが再履修のクラスだったせいか、欠席が40名以上。リスニングパートでは、不測の事態に備えて問題冊子を確認することになっているのだが、シミュレーションで解いてみることが出来る(これか試験管の数少ない役得)。やはりブランクがあるせいか、少し力が落ちているようだったが、この程度だったらまた追いつけるだろう。回収した後に問題用紙が1枚足りないというハプニングもあったが(後でちゃんと出てきた)、なにはともあれ無事に終了。普段、同僚の教員が一介に集まることはないので、準備室ではちょっとした「祭り」のような状態になっていたが、そういう雰囲気はまだ苦手なので、さっさと研究室に引き上げる。午後からの会議までなにをして過ごそうかと思ったが、とりあえず部屋の片付け、来年度前期の教科書見本の請求、あと図書館に行って相互貸借の申請。4時15分から始まった教員会議は思いの外さっさと終わり、子どもたちを迎えに行く時間に間に合った。やれやれ、長い1日だった。

ちゃっかり温泉

ちゃっかり温泉


昨日に引き続き久住昌之。『花のズボラ飯』が売れたせいか、アマゾンで検索したら、知らない本が何冊かヒットした。仕事やなにやかやを放り出して、近場の(ここが重要)温泉に行くエッセイ。僕の住んでいる場所では、幸いに日帰り温泉が充実しているので、ちょっと車を走らせれば「ちゃっかり温泉」が実現出来る。それで思い出したが、休職中は本当にやることがなくて、子どもたちを送った後に、玉造温泉の「ゆ〜ゆ」(このネーミングがダサい)によく行ったものだった。精神的に鬱屈していたので、温泉に入って身体はさっぱりしても、ちっとも爽快じゃなかった。でもやることが他にないから仕様がない。早く夜になって眠剤を飲んで楽になりたいな、とそんなことばかり考えていたような気がする。いま行ってみたら、どんな気分になるだろう?