風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

『ガッツン!』

家族全員で寝坊。集団登校に間に合わないので、あわてて娘を車で小学校まで送り届ける。息子を連れて行くついでだから別にいいのだが。家に戻ってから期末試験の仕上げ。やれやれ、結局、当日までかかってしまったか。で、午後から実施。水曜日はCDレンタルが半額の日なので、娘と息子を拾ってV店に(Huluに加入してから、子どもたちはDVDを借りたいと言わなくなった)。懐かしのスパイラルライフを見つけて喜んでいたら、曽カウンターの脇でレンタル落ちの300円均一セールが。この手のセールに掘り出し物はないので無視するのだが、ちょっと見ただけで(個人的な)名盤が並んでおり、狂気が乱舞しそうになるが、これは家のどこかで眠っているはずだ、とかなんとかぶつぶつ言いながら、とりあえず厳選して6枚だけ購入。その後、妻の帰りが遅くなりそうなので、近くのケンタッキーに寄ったが、子ども用のセットが販売中止になっており、仕方がないので遠回りしてマクドナルドでハッピーセットを買って帰る。どっちにしろ、ファーストフードなので、ちゃんと子育てをしているかと言われると微妙なのだけど。あらかた食べ終わった後で、単品で買ったハンバーガーとチーズバーガーが残っていたので、何の気なしに食べてしまう。ところがこれがいけなかったようで、しばらくして娘が「ハンバーガー知らない?」と寝室を覗きに来た。「知らない」とすっとぼけておいたが、帰宅した妻に言いつけたらしく、ベッド脇の包み紙を発見されて大騒ぎに。「親の責任が」とか「子どものものを」といった科白が聞こえたが、既に眠る体勢に入っていたので、そのままにしておいたて寝た。うちではよくこの「勝手に食べた」問題が起こる。

ガッツン!

ガッツン!


伊集院静がようやく麻雀小説を書いた、というので盛り上がって読んだが、初心者が主人公だったので少し落胆。途中で新しい登場人物がどんどん出て来るし(あの人=「麻雀の神様」まで出て来る)、ちゃんと終わるのだろうか、と思っていたら、ラストで「第一部・完」の文字が。やれやれ、これもまた追っかけなければいけないのか。完結したら『麻雀放浪記』のようなビルドゥングスロマンになるのだろうか。全体的に爽やかな青春小説というトーンで、『ドサ健博打地獄』のような灼けつくようなヒリヒリ感があってもいいと思うが、それもこれも時代というものか。