風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

『ロバに耳打ち』

7時起床。とにかく最近はよく眠る。リビングのPCの上に、妻からの書き置きがあった。ちょっと面白かったので、私信だが引用してみる(またこれで怒られるんだろうな)。「お父さんへ。5つバーガー買って来て、なんで1人で4つ(注:丸印で強調)も食べるの?食べたかすが枕元に証拠としてすべてありましたよ(怒)。子どものまで食べるってなんで?信じられない(怒)。朝一で子ども達に謝ること。自分だけ腹一杯ならそれでいいんですか?Be more responsible for your children!!」。ここで反論しても仕方がないが、正確には3つしか食べていない。それに子どもたちは既にチキンナゲットを食べていて、ハンバーガーはいらないのかと思ったので食べた(実際にその後に作ってやったらしいスパゲティは、ほとんど手つかずのまま残されていた)など。まあでも食べちゃったのは間違いのないところなので、息子と娘に「ごめんね」と言っておく。息子を保育園に送ってから病院。特に何事もなし。帰ってから試験作成。明日の朝にやろうかとも思ったが、万一寝坊して間に合わないようなことがあると困るので、自分に鞭を入れてなんとか完成。遅れそうになったので慌てて出勤して、昨日と同じ試験の監督。かつての同僚のN先生にならって「即日開票」、これがなかなか調子よく進んで、いい時間潰しになった。

ロバに耳打ち (講談社文庫)

ロバに耳打ち (講談社文庫)


中島らもはどれを読んでも鉄板だが、これは没後まとめられたもの(たぶん)。アルコール性肝炎、鬱病、アルコール性躁病ときて、最後にノミに噛まれて入院、いうのには笑ってしまった。「いずれも、もう元の世界には戻れないのではないかという恐怖があった」というのは本当に実感としてよく分かる。そんなに何度も生還してきたのだから、もう少し生きていて欲しかったのが本音だが。やはり全ての元凶は「酒」か。他山の石以て玉を攻むべし。
FLOURISH

FLOURISH


10年振りくらいに聴いたが、オープニングのイントロから燃える。ソロのAIRも悪いことはないのだが、やはりここに戻って来てしまうな。遅れて来た「渋谷系」(じゃないか)の掛け値なしの傑作。