風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

『握る男』

6時半起床。風太も元気。朝から猫缶をねだりまくり。息子を保育園に送ってから、昨日届いた電子辞書を開けてみる。


長く使うものだし、どうせならハイスペックのものをと思ったが、英語関係が充実しているのはともかくとして、他のコンテンツは少しやり過ぎの感も。それにしても、前に買ったのは10年くらい前だから、電子辞書の進化に眩暈がしそう。なにはともあれ、これでネットで英辞郎を調べては翻訳するという非生産的な生活から解放される。
握る男

握る男


一介の寿司職人から「食」の世界でのし上がった男の一代記。作者の新境地らしいが、確かに『ヤッさん』と比較して、ある種の凄味というか、「悪」の存在を描こうという気概が感じられる。読んでいて腹が減って仕方がなかった。引き継ぎとかで妻の帰りがずっと遅いので、帰ってからは僕と娘と息子にとって魔の時間が続いていて、「お父さん、なんか食べるものない?」「ない。お父さんもお腹が空いてる」というやりとりが繰り返されてる(時には我慢しきれずに、コンビニに走って、おやつを買い与えることもある)。今日もそのパターンで、結局、夕食が出来上がるのが待てずに眠ってしまった。僕が料理を作ればいいのだけど。ううむ。