風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

『バカを治す』

5時半起床。このところ日中に眠っているせいか、変な時間に目が覚める。妻は土曜補修、息子は保育園。というわけで、娘と2人残されたので、サティでプリティーリズムを2回やり、うどんを食べてドーナツを買って帰って来る。その後、また眠気に襲われたので、しばし昼寝。娘は「どうぶつの森」の釣り大会。なかなか指定のアジが釣れないと怒っていた。帰宅した妻が体調が悪いと言うので、夜はほっかほか弁当。また眠れなくなったので、NHKの「ラジオ英会話」を何回分かこなして就寝。

バカを治す (フォレスト2545新書)

バカを治す (フォレスト2545新書)


引き続き適菜収の本。いままで読んだ中では、いちばんまとまっている。第1章の「バカを治す」の「テレビを見ない」「蔵書を捨てる」「古典を読む」というのは、平凡だけれどなかなかよい処方箋。以下、B層への攻撃は相変わらずだが、このへんになるとB層にこびへつらう政治家を「B層政治家」と呼んだりして、とかくこの世はB層だらけで、だんだん訳の分からないことになってきた。それにしては、「おわりに」の「他人の「バカさ加減」を気にする暇があるなら、自分の「バカさ加減」を自覚したほうがいい。そして自己を克服し、自分の仕事に専念することが大事です」というのは矛盾しているのでは?それとも、この作者の仕事は「バカをバカにする」ことだから、これでいいのか。関係ないが、巻末についているこの「フォレスト2545新書」の宣伝文句がすごい。「「読書は投資」だから「ピンクの新書は高リターン」」。そうか、それは知らなかった。ローリターンの本ばかり読んでいる(もしくは塩漬けにしている)我が身を振り返り、深く恥じ入った次第。