風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

『キマイラの新しい城』

5時起床でなにやらごそごそと。妻は引き継ぎの仕事、息子は保育園。というわけで、ひさしぶりに娘と留守番。すっかり「どうぶつの森」にハマってしまったようだ、「今日はハワイでゆっくり過ごそうかな」などと言っている(なんとハワイに行けるらしい)。まさにヴァーチャル生活。お金を遣って買い物をしたりする勉強になるかな、と思ってはいるが、それでもやり過ぎはよくないのでサティに連れ出す。と言っても例によって「プリティリズム」をやるので結局ゲームなのだが。ゲームセンターも覗いてみたが、あれはなんと言うのか、カードを使ったゲーム機が花盛りで行列まで出来ている。メダルゲームには「海物語」があった。これはちょっと教育上よくないのでは・・・そこにも「プリティリズム」があったので、もう1回やらせてあげると、ニューバージョンだったようで、新しいゲーム展開に戸惑っていた。「もう新しいやつはやらない」と娘はきっぱりと宣言。このへんのこだわりは妻によく似ている。お昼はハッピーセット命の息子には内緒でマック。さすがに疲れたので、帰ってから昼寝。息子を迎えに行ってから、ちょっと北斗無双で一緒に遊ぶ(と言っても息子は見てるだけ)。やっとユダを倒した。それでも妻が帰って来ないので、トランプで神経衰弱やばば抜きや7並べをやって遊ぶ。結局、妻は8時過ぎに帰宅。みんなでラーメンを食べに行って、デザートを買って帰った。ああ、今日はよく(子供と)遊んだ。

キマイラの新しい城 (講談社ノベルス)

キマイラの新しい城 (講談社ノベルス)


ツイッター殊能将之の訃報に接してショックを受ける。代表作はやはり『ハサミ男』だろうが、リハビリ中に読んで未整理のこの作品を取り出して来る。奇想天を動かす怪作、といった印象しか残ってないが、探偵に師匠がいてあっという間に事件を解決してしまう趣向が楽しかった。やはり早逝した友人のMさんが、「ミステリは京極夏彦法月綸太郎殊能将之しか読まない」と言っていたのをふと思い出した。(不謹慎かも知れないが)これで向こうで新作が読めますね、Mさん。故人のご冥福を心からお祈り申し上げます。